個人情報の流出事件は年々増加しています。自分のメールアドレスやパスワードがダークウェブで売買されていても、気づかないままという方がほとんどです。そこで注目されているのが、VPNサービスに付属するダークウェブ監視機能です。
この記事では、ダークウェブ監視機能の仕組みと、主要VPNサービスの提供内容を比較して解説します。自分の個人情報を守りたい方はぜひ参考にしてください。

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ダークウェブとは何か
ダークウェブとは、通常のブラウザや検索エンジンではアクセスできないインターネット上の領域です。Torブラウザなどの特殊なソフトウェアを使わないとアクセスできません。
ダークウェブ自体は違法ではありませんが、匿名性が高いため流出した個人情報やクレジットカード情報の売買など、犯罪に利用されるケースが多く存在します。
ダークウェブで取引される個人情報の例
- メールアドレスとパスワードのセット
- クレジットカード番号と有効期限
- 氏名・住所・電話番号
- 銀行口座情報
- 各種サービスのログイン情報
VPNのダークウェブ監視機能の仕組み
VPNのダークウェブ監視機能は、ユーザーが登録した個人情報がダークウェブ上のデータ流出リストに含まれていないかを定期的に自動スキャンします。
基本的な流れ
- VPNアカウントに監視したい情報(メールアドレスなど)を登録
- サービス側がダークウェブの流出データベースを定期的にスキャン
- 登録した情報が検出された場合、即座にアラート通知
- 通知を受けたらパスワード変更などの対応を実施
監視できる情報の範囲
サービスによって監視できる情報の範囲は異なります。メールアドレスだけのものから、クレジットカード番号や電話番号まで対応しているものまでさまざまです。
ダークウェブ監視機能は「情報漏洩を防ぐ」ものではなく「漏洩を早期に検知する」ためのものです。検知後に速やかにパスワード変更などの対策を取ることが重要です。
主要VPNのダークウェブ監視機能を比較
NordVPN「Dark Web Monitor」
NordVPNのDark Web Monitorは、Nordアカウントに紐づけたメールアドレスの流出を監視します。標準版では最大5つのメールアドレスを登録でき、流出が検知されるとアプリ内で通知されます。
上位の「Dark Web Monitor Pro」にアップグレードすると、メール8件・クレジットカード2件・国民ID番号2件・電話番号1件まで監視対象を拡大できます。Completeプランに含まれています。
Surfshark「Alert」
SurfsharkのAlert機能は、メールアドレス・パスワード・クレジットカード番号の流出をリアルタイムで監視するツールです。Surfshark Oneプラン以上で利用可能で、データ漏洩が検出されると即座に通知が届きます。
Surfshark One+プランではさらに「Incogni」というデータ削除サービスも利用でき、データブローカーからの個人情報削除を代行してくれます。
その他のサービス
ExpressVPNやCyberGhostには記事執筆時点でダークウェブ監視機能は提供されていません。ダークウェブ監視を重視する場合は、NordVPNかSurfsharkが主な選択肢となります。

情報漏洩が検知されたときの対処法
パスワードの即時変更
流出が検知されたサービスのパスワードをすぐに変更しましょう。同じパスワードを他のサービスでも使い回している場合は、すべてのサービスで異なるパスワードに変更する必要があります。
二段階認証(2FA)の設定
パスワードが流出しても、二段階認証が設定されていればアカウントへの不正アクセスを防げます。まだ設定していないサービスがあれば、この機会に有効化しましょう。
クレジットカードの利用確認
クレジットカード情報の流出が検知された場合は、カード会社に連絡して不正利用がないか確認し、必要に応じてカードの再発行を依頼しましょう。
パスワードマネージャーの導入
すべてのサービスで異なるパスワードを管理するのは大変です。パスワードマネージャーを使えば、強力なパスワードを自動生成して安全に管理できます。
同じパスワードを複数のサービスで使い回すのは非常に危険です。1つのサービスからパスワードが流出すると、他のすべてのサービスにも不正アクセスされる「パスワードリスト攻撃」の被害に遭う可能性があります。
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ダークウェブ監視機能とパスワードマネージャーの連携
NordVPNの上位プランには、パスワードマネージャー「NordPass」がバンドルされています。NordPassとDark Web Monitorを組み合わせることで、流出検知からパスワード変更、安全な新パスワード生成までの一連の流れをスムーズに行えます。
Surfsharkにはパスワードマネージャーは含まれていませんが、Alert機能とアンチウイルスがセットになったSurfshark Oneプランで総合的なセキュリティ対策が可能です。

よくある質問(Q&A)
Q. ダークウェブ監視機能は常に動いている?
はい、一度設定すれば24時間365日自動的に監視が続きます。新たな流出データベースが見つかるたびにスキャンが実施され、登録した情報が検出されると即座に通知されます。
Q. 無料でダークウェブの流出チェックはできる?
「Have I Been Pwned」というWebサービスで、メールアドレスの流出を無料でチェックできます。ただし、これは手動確認が必要であり、VPNのダークウェブ監視のような自動通知機能はありません。
Q. ダークウェブ監視で情報が見つかった場合、削除はできる?
ダークウェブ上に流出した情報を完全に削除することは困難です。監視機能の目的は早期検知であり、検知後にパスワード変更などの対策を速やかに取ることが重要です。
Q. ダークウェブ監視は日本語のサービスにも対応している?
NordVPNのDark Web MonitorもSurfsharkのAlertも、メールアドレスやクレジットカード番号といったデータ自体を監視する仕組みです。日本語・英語といった言語に依存するものではないため、日本で利用しているサービスのアカウント情報が流出した場合もきちんと検知されます。ただし、通知やダッシュボードの表示言語はサービスによって異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
Q. 個人情報の流出はどのくらいの頻度で起きている?
世界的に見ると、大規模なデータ漏洩事件は毎月のように報告されています。日本国内でも企業や自治体からの個人情報流出が発生しており、自分のアカウント情報がいつ流出してもおかしくない状況です。だからこそ、ダークウェブ監視機能を常時有効にして早期発見に備えることが大切です。
まとめ|ダークウェブ監視で個人情報漏洩に備えよう
ダークウェブ監視機能は、知らないうちに個人情報が流出していないかを自動的にチェックしてくれる心強い機能です。NordVPNのDark Web MonitorやSurfsharkのAlertを活用して、情報漏洩の早期発見と迅速な対応を心がけましょう。
パスワードの使い回しを避け、二段階認証を設定することと併せて、ダークウェブ監視機能を有効にしておくことで個人情報のセキュリティを大幅に向上させることができます。
参考リンク:Have I Been Pwned、IPA 情報セキュリティ安心相談窓口
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