NordVPNにはVPN機能に加えて、「脅威対策(Threat Protection)」というセキュリティ機能が搭載されています。この機能を使えば、広告ブロック・マルウェア検出・フィッシングサイトのブロックなど、VPN以上の総合的なセキュリティ対策が可能になります。
この記事では、NordVPNの脅威対策機能の仕組み、設定方法、活用できる場面について詳しく解説していきます。

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NordVPNの脅威対策機能とは?
NordVPNの脅威対策は、もともと「Threat Protection Pro」という名称で提供されていた機能です。記事執筆時点では「詐欺・フィッシング・マルウェア保護」という名称に変更されています。
この機能の最大の特徴は、VPN接続の有無に関わらず動作する点です。VPN未接続の状態でも、脅威対策機能をオンにしておけばデバイスの保護が継続されます。つまり、VPNサーバーに接続していなくても、NordVPNアプリさえ起動していればセキュリティ保護を受けられます。
脅威対策に含まれる3つの保護機能
脅威対策機能には、大きく分けて3つの保護機能が含まれています。それぞれの機能を詳しく見ていきましょう。
機能1:マルウェア対策(アンチマルウェア)
ダウンロードしたファイルをリアルタイムでスキャンし、マルウェアの脅威を検出・ブロックします。バックグラウンドで24時間365日デバイスを監視し、危険なファイルが検出された場合は即座にアラートを出します。
- ダウンロードファイルのリアルタイムスキャン
- 検出された脅威の隔離(クアランティン)機能
- インストール済みアプリのセキュリティ脆弱性チェック
- 隔離ファイルの管理(復元・完全削除が可能)
ファイルスキャンの動作は軽量で、通常の作業に影響を与えるほどのCPU負荷はかかりません。
機能2:ブラウジング保護(高度なブラウザセキュリティ)
Webブラウジング中にアクセスしようとしているサイトが危険かどうかをリアルタイムで判定し、フィッシングサイトや詐欺サイトへのアクセスをブロックします。
- 悪意のあるWebサイトのブロック
- 詐欺サイト・フィッシングサイトの警告表示(ブラウザ内アラート)
- セッションハイジャック(セッション乗っ取り)の検出
- 検索結果に安全性インジケーターを表示
- メール保護機能(フィッシングメールのリンク検出)
- 暗号通貨ウォレットアドレスの検証(偽アドレスへの送金防止)
特にフィッシング対策の精度は高く、独立系セキュリティ評価機関AV-Comparativesのテストでは、275の検体に対して96%のフィッシング検出率を達成し、誤検知はゼロという結果が報告されています。

機能3:広告・トラッカーブロック
Webサイト上の広告やトラッキングスクリプトをブロックします。快適なブラウジング体験を提供するだけでなく、プライバシー保護の面でも効果を発揮します。
- ポップアップ広告やバナー広告のブロック
- サードパーティのトラッカー(追跡スクリプト)のブロック
- URLからトラッキングパラメータを自動除去(UTMパラメータなど)
- ページの読み込み速度の向上(広告やスクリプトを読み込まないため)
広告ブロックにより、Webページの読み込みが速くなり、特にモバイルデータ通信時のデータ量節約にもつながります。広告によるデータ通信量は全体の30〜50%を占めることもあるため、節約効果は見逃せません。
脅威対策機能の設定方法
Windows / macOSでの設定
- NordVPNアプリを起動する
- 左側メニューのシールドアイコン(セキュリティ)をクリックする
- 「脅威対策」のトグルをオンにする
- 詳細設定から個別の機能(広告ブロック、マルウェアスキャン等)のオン/オフを切り替える
スマホ(iOS / Android)での設定
- NordVPNアプリを起動する
- 「設定」または「セキュリティ」メニューを開く
- 脅威対策機能をオンにする
脅威対策機能のフル機能版(マルウェアスキャン含む)はWindows/macOSのデスクトップアプリで利用可能です。スマホ版ではブラウジング保護と広告ブロック機能が中心になります。Linux版はコマンドラインでの設定が必要です。
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脅威対策機能を使うメリット
1. セキュリティソフトとの多層防御
脅威対策機能は既存のセキュリティソフトと併用が可能です。Windows DefenderやNorton、ESETなどとの組み合わせで、セキュリティソフトが検知できなかった脅威を脅威対策機能がブロックする多層防御の効果が期待できます。
2. 広告ブロックでページ読み込みを高速化
広告やトラッキングスクリプトをブロックすることで、Webページの読み込みが速くなります。データ通信量の節約にもなるため、モバイル通信を利用している方には特にメリットが大きいです。
3. VPN接続なしでも常時保護
VPNサーバーへの接続が不要で動作するため、VPNを使わない場面でもデバイスの保護が続くのは大きな利点です。外出先でVPN接続を切っている間も、フィッシングサイトやマルウェアからの保護は継続されます。
4. 追加料金なし
脅威対策機能はNordVPNのプランに含まれており、追加料金は不要です。VPNの月額料金だけで、総合的なセキュリティ対策が手に入ります。
5. プライバシーの強化
トラッカーブロックにより、広告ネットワークやデータブローカーによるオンライン行動の追跡を防げます。URLからトラッキングパラメータを自動除去する機能も、プライバシー保護に貢献します。

脅威対策機能の注意点
一部サイトで表示崩れが起きることがある
広告ブロック機能が有効な状態では、一部のWebサイトでレイアウトが崩れたり、コンテンツが正しく表示されなかったりすることがあります。その場合は特定サイトをホワイトリストに追加するか、一時的に広告ブロック機能をオフにしてください。
専用ウイルス対策ソフトの完全な代替にはならない
脅威対策機能は多くの脅威をブロックできますが、フル機能のウイルス対策ソフトのすべての機能を網羅しているわけではありません。既存のセキュリティソフトとの併用が推奨されます。
プランによる機能差
脅威対策機能の提供範囲はNordVPNのプランによって異なる場合があります。フル機能を使いたい場合は、プラスプラン以上の契約が必要なケースがあるため、契約前に確認しておきましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 脅威対策機能はVPN接続中しか使えませんか?
いいえ、VPN未接続の状態でも脅威対策機能は動作します。NordVPNアプリが起動していれば常時保護が有効です。
Q. 他のウイルス対策ソフトと競合しますか?
一般的には競合しません。ただし、両方が同じファイルを同時にスキャンしようとした場合にまれにパフォーマンスに影響が出ることがあります。問題が発生した場合は一方のリアルタイムスキャンを一時的にオフにしてみてください。
Q. 脅威対策で隔離されたファイルはどうなりますか?
隔離されたファイルはNordVPNアプリ内の「クアランティン」セクションで管理できます。安全だと判断したファイルは復元でき、不要なファイルは完全に削除できます。
Q. 広告ブロックはすべてのブラウザで動作しますか?
脅威対策機能はシステムレベルで動作するため、Chrome、Firefox、Safari、Edgeなど主要なブラウザで広告ブロックが有効です。ブラウザごとの拡張機能をインストールする必要はありません。
まとめ
NordVPNの脅威対策機能は、VPNの暗号化に加えて広告ブロック・マルウェア防御・フィッシング対策を提供する統合セキュリティ機能です。VPN未接続でも動作し、追加料金もかかりません。
専用ウイルス対策ソフトの完全な代替にはなりませんが、併用することで多層防御のセキュリティ体制を構築できます。NordVPNを利用している方は、ぜひ脅威対策機能をオンにしてセキュリティを強化してみてください。
参考:NordVPN 脅威対策公式ページ / NordVPN 脅威対策サポート
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