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VPN接続先の国はどう選ぶ?目的別のサーバー選びのコツを解説

VPNの使い方

VPNを使うとき、どの国のサーバーに接続すればいいか迷ったことはないだろうか。VPNサービスには何十か国ものサーバーが用意されているが、目的によって最適な接続先は異なる。

この記事では、VPN接続先の国を選ぶ基本的な考え方と、目的別のおすすめ接続先をわかりやすく解説していく。正しいサーバー選びで、VPNをもっと快適に活用してほしい。

ナビ助
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接続先の国を変えるだけで、速度もセキュリティも全然違ってくるんだよ。目的に合ったサーバーを選ぶのがコツだよ!

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VPN接続先の国を選ぶときの基本原則

VPNの接続先サーバーを選ぶ際に押さえておきたい基本原則は、大きく分けて3つある。

1. 物理的に近い国を選ぶと速度が出やすい

接続先サーバーが近いほど、データの往復距離が短くなり通信速度が落ちにくい。日本にいるなら日本のサーバー、次にアジア圏(韓国・台湾・香港・シンガポール)のサーバーが速度面では有利になる。

ただ、どれだけ近いサーバーを選んでも、自宅のWi-Fiがボトルネックになっていると速度は伸びにくい。ルーターが古い場合は、新しい規格のものに見直すのもひとつの手だ(速度は環境によって異なる)。

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2. 目的のサービスが提供されている国を選ぶ

海外の動画配信サービスを視聴したい場合は、そのサービスが提供されている国のサーバーに接続する必要がある。逆に海外から日本のサービスを利用したい場合は、日本のサーバーに接続する。

3. プライバシー保護に強い国が存在する

国によってデータ保護法やプライバシー規制は異なる。プライバシーを重視する場合は、データ保持義務がない国や、強固なプライバシー法がある国のサーバーを選ぶという考え方もある。

目的別のおすすめ接続先

速度重視の場合

通信速度を最優先にするなら、今いる場所から近い国のサーバーに接続するのが最善である。

ポイント
  • 日本国内にいる場合:日本のサーバーが最速
  • アジア圏にいる場合:韓国・台湾・香港・シンガポールが比較的高速
  • 欧州にいる場合:イギリス・ドイツ・オランダなど近隣国のサーバーを選ぶ

VPNサービスによっては「最速サーバーに自動接続」する機能が搭載されている。NordVPNの「Quick Connect」やExpressVPNの「Smart Location」がその代表例で、迷ったらまずこの機能を使ってみるのがいい。

海外の動画コンテンツを視聴したい場合

海外の動画配信サービスを利用する場合は、そのサービスが提供されている国のサーバーに接続する。たとえば以下のような使い分けが一般的である。

  • アメリカのコンテンツ:米国サーバーに接続
  • 韓国のコンテンツ:韓国サーバーに接続
  • イギリスのコンテンツ:英国サーバーに接続

ただし、動画配信サービスはVPNの使用を利用規約で制限している場合がある。利用規約を確認した上で自己責任で使う必要がある点には注意してほしい。

海外から日本のサービスを利用したい場合

海外旅行中や海外駐在中に日本の動画配信やWebサービスを利用したい場合は、日本国内のVPNサーバーに接続する。日本のIPアドレスが付与されるため、地域制限がかかっているサービスにもアクセスしやすくなる。

ナビ助
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海外出張先で「日本のサービスが見れない!」ってなったときは、日本サーバーに接続するだけでOKだよ!

プライバシー保護を重視する場合

プライバシー保護の観点から接続先を選ぶ場合は、以下の国が候補として挙がることが多い。

ポイント
  • スイス:世界有数のプライバシー保護法を持つ国。ProtonVPNの本拠地としても知られている
  • アイスランド:データ保持義務がなく、表現の自由やプライバシーに関する法整備が進んでいる
  • パナマ:NordVPNの本拠地。データ保持法がなく、他国の情報機関との協定にも参加していない

ネット規制のある国から接続する場合

中国やロシアなどネット規制が厳しい国から接続する場合は、難読化(オブファスケーション)機能を備えたVPNサービスを利用することが重要になる。接続先としては近隣の規制が少ない国(日本、韓国、シンガポールなど)を選ぶと、速度と接続安定性のバランスが取りやすい。

知っておきたい「5アイズ・14アイズ同盟」

VPNの接続先を選ぶ際に話題に上がるのが、いわゆる「5アイズ(Five Eyes)」をはじめとする国際的な情報共有同盟である。

  • 5アイズ:アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド
  • 9アイズ:5アイズ+デンマーク・フランス・ノルウェー・オランダ
  • 14アイズ:9アイズ+ドイツ・ベルギー・イタリア・スウェーデン・スペイン

これらの国々は情報機関が相互に情報を共有する協定を結んでいる。ただし、VPNサービス自体が厳格なノーログポリシーを採用していれば、たとえ政府から要請があっても提出するログ自体が存在しないため、過度に心配する必要はない。第三者監査を受けたサービスであればなお安心できる。

プライバシーが気になる人は、通信だけでなく身の回りの対策もあわせて見直しておきたい。PCのカメラを使わないときに物理的にふさいでおけるカバーは、手軽に取り入れられる対策のひとつだ。

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ナビ助
ナビ助
14アイズとか聞くとちょっと怖く感じるかもだけど、ノーログポリシーのVPNを使っていれば基本的に問題ないよ!

サーバー選びで失敗しないための実践的なコツ

コツ1:複数のサーバーを試す

同じ国でも、都市やサーバーによって速度が異なる。最初のサーバーが遅いと感じたら、同じ国の別のサーバーに切り替えてみることをおすすめする。

コツ2:ピーク時間帯を避ける

日本時間の19時〜23時はサーバーが混雑しやすい時間帯である。この時間帯に速度が出にくい場合は、近隣国(韓国や台湾など)のサーバーに切り替えると改善することがある。

コツ3:専用サーバーの有無を確認する

VPNサービスによっては、ストリーミング用、P2P用、セキュリティ強化用など、用途別の専用サーバーが用意されている。目的に合った専用サーバーを選ぶことで、パフォーマンスが向上する場合がある。

コツ4:サーバー負荷率を確認する

NordVPNなど一部のサービスでは、各サーバーの負荷率が表示される。負荷率が低いサーバーを選ぶことで、混雑を避けて安定した速度を得られる。

国別のサーバー数と速度の傾向

VPNサービスが展開するサーバー数は国によって異なる。一般的に、アメリカ・イギリス・ドイツ・日本はサーバー設置数が多く、混雑しにくい傾向がある。逆に、アフリカや中東の一部の国ではサーバー数が少ないため、接続が不安定になることもある。

また、接続先の国のインターネットインフラの充実度も速度に影響する。光ファイバー網が整備されている先進国のサーバーは、回線品質が高く安定した速度が出やすい。発展途上国のサーバーでは、回線品質の問題で速度が出にくいケースもある。

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接続先の国によるセキュリティへの影響

接続先の国を選ぶ際には、その国のデータ保護法も考慮に入れると安心感が増す。たとえば、EUのGDPR(一般データ保護規則)が適用される国のサーバーを選べば、データ保護に関する法的な枠組みが整っているため、万が一の情報漏洩リスクに対する法的保護が手厚い。

一方で、検閲が厳しい国のサーバーに接続すると、逆にアクセスできるサイトが制限される場合がある。接続先の国のインターネット環境を事前に調べておくことが重要である。

Q&Aコーナー

Q. どの国に接続するかでIPアドレスは変わる?

A. 接続先の国に応じたIPアドレスが割り当てられる。たとえばアメリカのサーバーに接続すればアメリカのIPアドレスが付与されるため、その国からアクセスしているように見える。

Q. 接続先の国を頻繁に変えても大丈夫?

A. 特に問題はない。VPNアプリで簡単にサーバーを切り替えられるので、用途に応じて自由に変更して構わない。

Q. 自動接続機能を使ったほうがいい?

A. 特にこだわりがなければ、VPNアプリの自動接続(最速サーバーへの自動割り当て)を使うのが手軽で便利である。特定の国のIPアドレスが必要な場合にのみ手動で選択すればよい。

Q. 同じ国に複数のサーバーがある場合はどうやって選べばいい?

A. サーバー負荷率が表示されるVPNサービスであれば、負荷率の低いサーバーを選ぶのがおすすめである。負荷率が表示されない場合は、いくつかのサーバーに順番に接続してスピードテストを行い、速度が出るサーバーを使うのが実践的な方法である。大都市のサーバーは利用者が多い傾向があるため、地方都市のサーバーのほうが空いていることもある。

注意

国によってはVPNの使用自体が制限されている場合がある。渡航先の法律を事前に確認しておくことが大切である。

ビジネス利用での接続先選びのポイント

ビジネスでVPNを利用する場合は、個人利用とは異なる観点での接続先選びが求められる。

たとえば、海外拠点との通信を行う場合は、その拠点がある国のサーバーに接続することで、通信の安定性が向上する場合がある。また、社内システムが特定の国のIPアドレスからのアクセスのみを許可している場合は、その国のサーバーに接続する必要がある。

さらに、機密情報を扱う場合は、データ保護法が整備された国のサーバーを優先的に選ぶことで、情報漏洩リスクへの対策を強化できる。業務上の要件に応じて接続先を選定し、必要に応じてIT部門と連携して方針を決めることが望ましい。

海外拠点とのやり取りが多い場合はWeb会議の頻度も上がりやすい。マイク付きのヘッドセットを用意しておくと、VPN越しの会議でも音声のやり取りがしやすくなる。

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まとめ

VPN接続先の国選びは、速度・目的・プライバシーの3つの観点から考えるとわかりやすい。速度を重視するなら近い国、海外コンテンツを視聴するなら対象国、プライバシーを重視するならデータ保護に優れた国のサーバーを選ぶのが基本である。

迷ったらまずVPNアプリの自動接続機能を使い、必要に応じて手動でサーバーを切り替えていくのがおすすめである。いくつかのサーバーを試して自分の環境に合った接続先を見つけておけば、いつでも快適にVPNを活用できるだろう。

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参考:Kaspersky「最適なVPNサーバーロケーションの選び方」、ExpressVPN「The Ultimate Guide to Choosing a VPN Server Location」

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