VPNを使うとすべての通信がVPNサーバーを経由するため、セキュリティは高まるものの速度が落ちたり、ローカルネットワークのデバイスにアクセスできなくなったりすることがある。そんな不便を解消してくれるのがスプリットトンネリングという機能だ。
この記事では、スプリットトンネリングの仕組みから具体的な設定方法、メリット・デメリット、活用シーンまで詳しく解説する。VPNをより便利に使いこなしたい人はぜひ押さえておいてほしい機能だ。

🔒 ナビ助おすすめのVPN
セキュリティ・速度・使いやすさ、すべてが高水準

- ✅ 111カ国以上・7,400台超のサーバー
- ✅ 独立監査済みのノーログポリシー
- ✅ 2年プラン月額540円〜
- ✅ 30日間返金保証
※合わなければ全額返金・手続きも簡単
⭐おすすめ記事
VPNナビLabへようこそ!VPN選びに迷ったら、まずはこちらの記事をチェックしてみてください。
NordVPNの評判・口コミは?長期利用者が語る本音レビュー
料金・速度・セキュリティ・メリット・デメリットまで徹底解説
スプリットトンネリングとは
スプリットトンネリングとは、インターネットトラフィックを2つのルートに分割する機能のことだ。一部の通信をVPN経由で暗号化して送信し、残りの通信はVPNを介さず直接インターネットに接続する。
通常のVPN接続では、すべての通信がVPNトンネルを通過する。これを「フルトンネル」と呼ぶ。一方、スプリットトンネリングでは、ユーザーが指定したアプリやサイトだけをVPN経由にし、それ以外は通常のインターネット接続を使うことができる。
スプリットトンネリングの仕組み
スプリットトンネリングは、デバイスのルーティングテーブルを操作することで実現している。VPNアプリが通信先を判定し、VPN経由にするものと直接接続するものを振り分ける仕組みだ。設定方式は大きく分けて2つある。
- アプリベース:特定のアプリの通信だけをVPN経由にする(またはVPNから除外する)
- URLベース:特定のウェブサイトやIPアドレスだけをVPN経由にする(またはVPNから除外する)
多くのVPNサービスでは「VPN経由にするアプリを指定する」方式と「VPNから除外するアプリを指定する」方式の両方を選べるようになっている。どちらを選ぶかは、VPN経由にしたい通信が多いか少ないかで判断するとよい。
スプリットトンネリングの設定方法
NordVPNの場合
NordVPNでは、WindowsとAndroidアプリでスプリットトンネリングに対応している。アプリの設定画面から「スプリットトンネリング」の項目を探してオンにし、対象のアプリを選択して設定を保存するだけで利用できる。設定後にVPNに接続すると、指定したルールに従って通信が自動的に振り分けられる。
ExpressVPNの場合
ExpressVPNでは「Split Tunneling」の名称でWindows、Mac、Androidアプリに搭載されている。設定画面から対象アプリを選択するだけで利用可能だ。「すべてのアプリでVPNを使用」「選択したアプリでVPNを使用しない」「選択したアプリのみVPNを使用」の3つのモードから選べる。
Surfsharkの場合
Surfsharkでは「Bypasser」という名称でスプリットトンネリング機能を提供している。アプリやウェブサイト単位でVPNの対象外に設定できる。直感的なインターフェースで操作しやすい。

スプリットトンネリングの活用シーン
動画視聴とネットバンキングの両立
海外から日本のNetflixを見るときはVPN経由にして、同時にローカルの銀行アプリは直接接続にする。こうすれば動画はVPNで地域制限を回避しつつ、銀行アプリはVPNのIPアドレスでブロックされるリスクを避けられる。
リモートワークでの業務と私用の分離
業務に使うアプリだけをVPN経由にし、一般的なウェブ閲覧は直接接続にする。これにより業務データのセキュリティを確保しつつ、ウェブ閲覧の速度低下を防げる。テレワークでは特に重宝する使い方だ。
オンラインゲームの遅延対策
ゲームの通信はVPNを経由させず直接接続にすることで、レイテンシ(遅延)の増加を防げる。一方で、ボイスチャットアプリなどはVPN経由にしてプライバシーを保護するという使い方ができる。
ローカルネットワーク機器へのアクセス
VPNに接続したままだと、同じLAN内のプリンターやNAS(ネットワークストレージ)にアクセスできなくなることがある。スプリットトンネリングでローカルネットワークへの通信をVPN対象外にすれば、この問題を解決できる。
大容量ダウンロードの帯域節約
ソフトウェアのアップデートや大容量ファイルのダウンロードなど、セキュリティ的にVPN経由にする必要がない通信を直接接続にすることで、VPNサーバーの帯域を節約し、他の重要な通信の速度を維持できる。
⭐おすすめ記事
VPN選びで失敗したくないなら、総合力で選ぶのが正解。NordVPNについて詳しくまとめました。
NordVPNの評判・口コミは?長期利用者が語る本音レビュー
料金・速度・セキュリティ・メリット・デメリットまで徹底解説
スプリットトンネリングのメリット・デメリット
メリット
- 通信速度の改善:VPNを経由する通信量が減るため、速度低下を最小限に抑えられる
- 帯域の節約:VPNサーバーの帯域を効率的に使える
- ローカルデバイスへのアクセス:プリンターやNASなど同じネットワーク上の機器に接続可能
- 柔軟な設定:アプリやサイトごとにVPNの使用を切り替えられる
デメリット
- VPN対象外の通信は保護されない:直接接続の通信はVPNの暗号化が適用されず、セキュリティリスクが残る
- 設定の手間:対象アプリを個別に設定する必要がある
- 一部デバイスでは未対応:iOSではスプリットトンネリングに対応していないVPNサービスが多い

よくある質問
Q. iPhoneでもスプリットトンネリングは使える?
iOSの制限により、スプリットトンネリングに対応しているVPNサービスは限られている。iPhoneでは基本的にフルトンネルモードのみの利用となるケースが多い。対応状況は各VPNサービスの公式サイトで確認してほしい。
Q. スプリットトンネリングは安全?
VPN経由にしている通信は安全に保護されるが、VPN対象外の通信は通常のインターネット接続と同じセキュリティレベルになる。機密性の高い通信はVPN経由にし、セキュリティの重要度が低い通信だけを対象外にするのが安全な使い方だ。
Q. 全部の通信をVPN経由にするのとどちらがいい?
セキュリティを最優先するなら全通信をVPN経由にするフルトンネルが安全だ。一方、速度やローカルアクセスを重視するならスプリットトンネリングが便利。自分の利用目的に合わせて使い分けるのがベストだ。
Q. スプリットトンネリングはどのVPNで使える?
NordVPN、ExpressVPN、Surfshark、Private Internet Accessなど、主要な有料VPNサービスの多くがスプリットトンネリング機能を搭載している。無料VPNではこの機能が利用できないケースがほとんどだ。
Q. スプリットトンネリングとキルスイッチは併用できる?
多くのVPNサービスでは、スプリットトンネリングとキルスイッチを同時に使用できる。ただし、キルスイッチはVPN接続が切れた際にすべてのインターネット接続を遮断する機能なので、スプリットトンネリングで直接接続に設定した通信も遮断される場合がある。サービスによって挙動が異なるため、実際に試して確認することをおすすめする。
Q. スプリットトンネリングを使うと通信速度はどれくらい改善する?
改善幅は環境や設定によって異なるが、VPN経由にする通信量を半分程度に減らせば、体感できるレベルで速度が改善されることが多い。特に動画視聴など帯域を多く使う通信をVPN対象外にした場合、顕著な速度改善が期待できる。ただし、セキュリティ上重要な通信は必ずVPN経由にしておくことが大切だ。
まとめ
スプリットトンネリングは、VPN経由にする通信とそうでない通信を分けることで、速度と利便性を両立できる便利な機能だ。NordVPN、ExpressVPN、Surfsharkなどの主要VPNサービスに搭載されており、設定も簡単に行える。
特にリモートワークで業務とプライベートの通信を分けたい場合や、VPNの速度低下が気になる場合に効果を発揮する。ただし、VPN対象外の通信は保護されない点を理解した上で利用しよう。
各サービスの設定方法については、NordVPNスプリットトンネリング解説ページ、ExpressVPNスプリットトンネリングガイド、Surfshark Bypasser機能ページを参考にしてほしい。
⭐おすすめ記事
最後までお読みいただきありがとうございます。VPNを検討中の方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
NordVPNの評判・口コミは?長期利用者が語る本音レビュー
料金・速度・セキュリティ・メリット・デメリットまで徹底解説
🔒 ナビ助おすすめのVPN
セキュリティ・速度・使いやすさ、すべてが高水準

- ✅ 111カ国以上・7,400台超のサーバー
- ✅ 独立監査済みのノーログポリシー
- ✅ 2年プラン月額540円〜
- ✅ 30日間返金保証
※合わなければ全額返金・手続きも簡単

